エレガント経営学

最新の経営学に関するトピックを新聞、ビジネス誌ビジネス書から引用し、女性経営コンサルタントの視点でわかりやすく解説、コメントしております。

★会社経営「事業計画」


事業計画書は必要か?

起業当時、最初から、完璧な事業計画は必要なのでしょうか?

 

まず、起業するための事業のネタがあるかと思います。

それは、だいたい

・起業する目的

・商品・サービスの内容

・独自の強み・USP

などが決まっているのではないでしょうか。



そしたら、その事業ネタを元に、ビジネスモデルを構築していきます。

ビジネスモデルとは、事業として継続させるための方法ですが、

・仕入から販売までのフロー

・誰に、どのように売るのか

・どこから仕入れるか、外注を使うのか

・キャッシュポイントはどこか

・回収、支払いのタイミング

・組織、人員はどうするか

などを図などを使って分かりやすく表現します。



その後、事業計画(ビジネスプラン)に落とし込みます。

事業計画は、数値化していくのがメインになります。

・資金計画書

・予想損益計算書

・資金繰り予定表(キャッシュフロー計算書)

を作成します。

予想損益計算書は、最初の1年(1期目)は、月次の予定損益を計算し、2年目(2期目)以降は、年次の損益を出していきます。

お金を借りたり、投資家に説明するためには、これ以外に、

・エグゼクティブサマリー

・事業コンセプト

・経営計画

などが必要となります。

経営計画には、3年間の中長期計画、短期経営計画、行動スケジュールなどが含まれます。

さらに、短期経営計画とは、1年間の人員計画、販売計画、仕入・購買計画、設備投資計画、研究開発計画、予想損益計算書、予想キャッシュフロー計算書のことを含めています。

結構なボリュームになります。

しかし、これを最初から完璧に作成する必要はないと思います。

特に、起業当時は、事業計画は、頻繁に変更するものだからです。

いざ、事業をスタートしたときに、思い通りにいかないことが普通なのです。

ですから、事業計画は最初から完璧なものは作らずに、その都度変更していくよう、融通のきくものにしていきましょう。

いかかでしたでしょうか。

事業計画は、作るべきですが、最初から完璧を目指さず、融通の利くものにしましょう。