★経営分析「成長性分析」
成長力のある会社を見抜く方法
当たり前かもしれませんが、会社は日々成長していかなればなりません。
会社も人と同じように、成長が止まってはならないのです。
そして、私たちは、より成長力の高い会社に対して投資をしたり、成長力の高い会社に就職すべきなのです。
それでは、成長力のある会社をどうやって見抜くことができるのでしょうか。
会社の成長性をみるには、売上高の伸びと経常利益の伸びを見るのがよいでしょう。
そして、まず、売上高の伸びと経常利益の伸びを見るために、前年度の損益計算書と今年度の損益計算書を用意しましょう。
つまり、前年と今年の売上高、経常利益を比較して、その伸びを計測するのです。
早速ですが、売上高伸び率は、
売上高伸び率=(当年度売上高- 前年度売上高)÷ 前年度売上高
で計上されます。
できれば、前年度だけでなく、過去5年分ぐらいの伸び率の推移を見ていった方がよいでしょう。
また、競合他社との比較も大切です。
そして、会社全体の数値を見た後は、商品別、サービス別で売上高伸び率を分析することにより、商品別の成長の可能性、衰退の時期を把握していきます。
さらに、経常利益伸び率は、
経常利益伸び率=(当年度経常利益 - 前年度経常利益)÷ 前年度経常利益
で計上されます。
こちらも、5年分の推移や競合他社との比較を行っていきましょう。
さらに、売上高経常利益率や総資本経常利益率も合わせて見ていきましょう。
通常、ずっと利益が出続けている会社であれば、売上げの伸び率より、経常利益の伸び率の方が大きくなります。
いかがでしたでしょうか。
会社の成長性を見るには、売上げ伸び率と経常利益伸び率を計測しましょう。