エレガント経営学

最新の経営学に関するトピックを新聞、ビジネス誌ビジネス書から引用し、女性経営コンサルタントの視点でわかりやすく解説、コメントしております。

★マーケティング戦略「専門サービス」


専門サービスのマーケティング

現在、会計事務所などの専門サービスのマーケティングにも携わっています。

そこで、今回は、通常のプロダクトを売る商売のマーケティングと専門サービスのマーケティングとの違いについてお話ししたいと思います。

まずは、通常のプロダクトを売る場合のマーケティングは、

1.計画、目標設定

2.見込み客集め

3.見込み客アプローチ、フォロー

4.販売、クロージング

5.販売後のフォロー、サポート

というプロセスになります。



一方で、専門サービスにおいては、むやみに見込み客リストを集めることはしません。

だれもがそのサービスのターゲット客になるわけではないのです。

たとえ、ターゲット客だとしても、広告を見たり、サービス内容を確認しただけでは、すぐにそのサービスを受けようとは思わないのです。



重要なのは、サービス提供側の信用なのです。

専門サービスにおけるマーケティングで、もっともやらなくてはならないことは、

ブランド構築と信頼性の構築なのです。

もちろん、サービス提供側の会社、個人を認知してもらわなければなりませんので、人脈作りも必須となります。

ここでの人脈作りは、Face to Faceが基本になります。

SNSを使った薄いつながりでは、なかなか深い信頼性が生まれないものだからです。



さらに、ブランド構築、信頼性の構築のために、オンライン上で、一貫した主張、発言、表現をしていかなければなりません。

しかし、オンライン上だけでは、新規顧客を得ることは難しいかと思います。

オフライン上での顧客開拓が必要ですが、オンラインとオフラインの両方を駆使することによって、相乗効果は表れてくるでしょう。

いかかでしたでしょうか。

専門サービスにおいては、通常のマーケティングとは異なったマーケティング戦略を立てる必要があるのです。