★オーナー経営「M&A」
効果的な事業継承とは
経営者が高齢となり、後継者に、事業を継承する方法として主に3つ挙げられます。
1.親族、子孫に引き継ぐ
2.優秀な社員に引き継ぐ
3.第三者に売却する(M&A)
1.親族、子孫に引き継ぐ
一番イメージしやすい継承の方法ではないでしょうか。
特に、会計士・税理士、医師などの「先生」と呼ばれている専門職の場合にこの傾向が強いです。
「先生」業の場合、お客様は「先生」だからこそお願いするという傾向が強いため、全くの他の先生に移り変わりにくいというのがあります。
また、こういった「先生」の息子、娘は、親と同じ職業になる傾向が強く、最終的に、息子、娘が継ぐと形がスムーズだったりするのです。
一方、一般企業の中小企業の場合も、同族会社である場合は、親族、子孫が継ぐことは多いようです。
しかし、息子、娘が必ずしも、会社経営が得意であるとは限りませんので、うまくいかないことも多々目にします。
2.優秀な社員に引き継ぐ
専門職の場合は、このケースは少ないようです。
優秀な職員は、独立してしまい、お客様ごと持っていかれることのほうが多くなります。
優秀な職員を引き留めておくための対策を考えなくてはなりません。
一般企業の場合は、幹部候補生を早い段階から見つけ、教育をしていかなければなりません。
3.第三者に売却する(M&A)
専門職の場合は、まだ、抵抗感があるようです。
しかし、親族や職員の中で後継者が見つからない場合は、売却を検討することになります。
売却してもらうようにするために、早い段階から収益性の高い、強い事務所に成長させていく必要があります。
一般企業の場合、第二の人生について考えている経営者は、売却について前向きのようです。
また、経営者自身が、病気になったときにはじめて、売却を検討するパターンが多いです。
いかかでしたでしょうか。
早い段階から、事業継承、リタイヤメントプランを考えておくようにしましょう。