★法的手続き「会社設立」
会社設立のプロセス
5月15日は弊社の創立記念日です。
どんな会社も、必ず、創業、会社設立というものを経たはずです。
そこで、今回は、会社設立の手続きについてお話ししたいと思います。
会社設立は、自分の生涯のうちでそんなに何度も行うわけではないとは思います。
しかも、自分ですべての手続きを行う人はまれではないでしょうか。
人に任せるとはいえ、設立の流れだけでも知っておいたほうがよいでしょう。
では、会社設立のプロセスを説明します。
1.会社概要を決定する
会社の設立を進める上での必要な事項を決めます。
発起人、役員、商号(会社名)、本店所在地、資本金額、事業目的、発行株式の総数、金額など。
2.類似商号のチェック、事業目的の適否をチェックしてもらう
同一の住所に同一の商号が既に存在していないか、事業目的が法律で規制されたものでないかを、本店所在地の管轄する法務局でチェックします。
3.印鑑の作成、印鑑証明書を取得する
会社の各種印鑑を作成します。
さらに、発起人や代表取締役等の個人の印鑑証明書をあらかじめ取得しておきます。
4.定款を作成する
あらかじめ決められたフォームで、定款を作成します。
5.定款認証を受ける
作成した定款を公証役場に持っていき、定款認証を受けます。
6.金融機関へ資本金の払い込みをする
定款に定めた出資額(資本金)を出資者の名義で振り込みます。
7.法務局へ登記申請する
本店所在地を管轄する法務局へ登記申請を行います。
※法務局へ登記申請に行った日が、会社設立日になります。
8.会社設立後の諸届けをする
登記申請から2週間ぐらいで、設立の手続きは完了し、その後は、税務署や社会保険事務所などへの届けを行います。
会社の事業内容などを決めたりするのはもちろん、創業者がやらなければなりませんが、書類の作成、手続き自体は、行政書士さんが行うことができます。
手続き自体、決して複雑ではないのですが、細かい作業が発生するので、立ち上げ時の本業に追われているのであれば、お任せしてしまうのが効率的かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
会社設立の手続き自体は、専門家にお任せするにしても、手続きの流れだけは知っておきましょう。