中国向け投資増
直接投資 中国向け 19%増
2005年724億ドル サービス業に比重
経済協力開発機構(OECD)は28日、2005年の主要国の対内・対外直接投資実績を公表した。
中国への直接投資は前年比19.5%増え、2年連続の2ケタ増と堅調に伸びた。旺盛な投資需要を外国企業がまかない経済発展を支えている。
大規模なM&A(企業の合併・買収)が相次いだ英国やフランスへの投資も好調だった。
中国への直接投資は724億ドル(約8兆4000億円)で英国、米国に次ぎ世界三位だった。
OECDは「製造業からサービス業に投資の比重が移っており、2005年は銀行、保険、証券だけで約120億ドルに達したと分析している。
『2006年6月29日 日本経済新聞より抜粋』
【解説】
サービス業の投資が増えたといっても、銀行、保険、証券が主流になっています。
本格的なサービス業の投資は、これからだと思います。
2008年北京オリンピック、2010年上海万博に向けて、中国への投資はますます活発化しそうです。
ただし、社会主義国の色が少し残っていたり、ビジネスのやり方、商人の気質が日本と異なるところが多いため、日本人、日本企業が中国でビジネスをする上で、苦労が絶えないようです。
中国の人柄、商慣習、法規制を理解しながら、ビジネスは慎重に進めていく必要があります。