エレガント経営学

最新の経営学に関するトピックを新聞、ビジネス誌ビジネス書から引用し、女性経営コンサルタントの視点でわかりやすく解説、コメントしております。

サービス産業

農林業やモノをつくる製造業とは違い、各種のサービスを提供する産業で、「第三次産業」とも呼ぶ。

狭義では旅館・宿泊業、娯楽業、医療など産業分類上の「サービス業」を指すが、広義では卸・小売業、飲食店、金融保険業、不動産業、通信業などの業種も加える。

主要国ではサービス産業の比率が高まっており、日本でも国内総生産の約7割を占める。最近10年間ではサービス産業の雇用が約350万人増えるなど人材の受け皿になっている。ただ、日本の製造業が欧米よりも生産性が高いのとは対照的に、日本のサービス産業の生産性はほとんどの分野で欧米を下回る。


■日本の産業構造■

サービス産業 65.7%
製造業 18.8%
農林水産業 5.7%
その他 9.8%

『2006年6月22日 日本経済新聞 より抜粋』


【解説】

モノをつくる・・・製造業

モノを売る → 会社に売る・・・卸売業
      → 個人に売る・・・小売業

サービスを売る・・・サービス業


農業・水産業・林業以外の産業を分類すると、このようになると思います。
サービス業とは、形になっていない、モノでないのを売って、顧客を満足させることです。

モノでないものとは・・・アイディア、しくみ、情報、人手、場所、その他目に見えない付加価値

モノがありふれている現在では、情報や目に見えない付加価値を人々は求めてきています。
よりよいサービスを提供しようとサービス産業の経営者たちは、事業内容、サービス内容そのものにとても注力を向けていますが、サービス業の社内の経営インフラは、製造業に比べ、追いついていないのが現状です。
そのようなサービス業の経営にに従事しているかたのお手伝いをこれからしていきたいと思っております。