サロネーゼ
自宅を開放し、少人数の女性たちを相手に“お教室”を開くセレブな主婦、それが「サロネーゼ」。
おけいこの中身は料理、テーブルコーディネートやフラワーアレンジメントと一般的だが、自宅で催すことに意義がある。カルチャー教室では味わえない上流感と、濃い人間関係はまさに現代のサロンだ。
本来のサロネーゼは元大使夫人や元キャビンアテンダント、代々続く商家の娘など、ごく限られた人々。彼女たちに共通する優雅な生活と交友関係の幅広さが財産だ。
『2006年5月27日 日本経済新聞 より抜粋』
【コメント】
最近、「サロンを開きたいと思っていますが、どうやったら儲けることができますか?」とよく聞かれることがあります。今すでに、サロンを運営されている先輩サロネーゼたちは、商売のためにサロンを開いたわけではないと思います。
ご自身の好きなことを純粋に披露したり、教えたりすることで、生徒さんと美しいこと、楽しいことを共有したいと思って始めたのではないかと思います。
生徒さんは、先生の人間性、ライフスタイルに惹かれて集まってくるものです。「商売っ気」が見えてしまうと、生徒さんは敏感に感じ取って、サロンから去ってしまいます。
生徒がたくさん集まって、講座数も増えると、1人では運営しきれず、他の人を雇ったり、場所を増やしたり、と教えること以外の仕事が発生してきます。それをうまく管理していくかがポイントですし、、お金の管理も大切になってくるとは思いますが、そういった中でも、「初心」は忘れないでいてほしいですね。